葉月は八月

雑記だったり,趣味のことだったり,自分の思ったことだったり。

歴史は繰り返すのだなと思った話。

 今回も雑記なのですが,結論から言うと表題にもある通り「歴史は繰り返すのだな」と言う事をふっとした事から感じたというお話しです。ですが「歴史は」なんて大層な事を言っていますが,ただ自分が感じた事を書いているだけなので悪しからず。

 

 昨日Youtubeを観ていたらGenと文庫食堂さんが作られた「昭和96年に作られたウインナー定食」という動画がおすすめに挙がっていたので視聴してみました。

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サムネイルから分かるように敢えて画質に加工を施して,あたかも昭和に撮影したかの様にウインナー定食を作るという動画です。この動画の面白いところは,現在の技術であればフルハイビジョンや4Kといった画質の良い動画で表現出来るのにもかかわらず,敢えて画質を落とす表現をすることで昭和感をだしている点にあると思います。そして,この動画を視聴しながら「そう言えばこういう表現の仕方の流れが,昔もにあったよな」と思ったのが今回の記事を書くきっかけになりまた。それが音楽の「Lo-Fi」という分野です。

 

 「Lo-Fi」という言葉に初めて触れたかもしれません。「Lo-Fi」とは,音楽のレコーディングの際の録音状態,録音技巧の一つのことで,極端に高音質なものではない録音環境を志向する価値観です。そしてそれが転じて,そうした要素を持った音楽自体を表す言葉になりました。1980年代に入って録音技術が格段の進歩を遂げるのに逆行するかたちででてきた分野になります。この「Lo-Fi」も,技術的にはクリアなステレオの音を録音できるのにも関わらず,あえてノイズやモノラルの音楽で表現する部分に表現の面白さがあります。因みに,自分は「Lo-Fi」を「Guided By Voices」というグループから知りました。「LO-Fi」による良い意味でのチープな音楽表現が,小気味よく聴かせるグループで自分はとても好きです。

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 音楽の歴史や背景といったものには無知で特に言及できることはないのですが,こういった新しい技術が出てきた際に,敢えて古い技術で表現することやそれが面白いと感じる潮流は歴史の中で繰り返されるのだなと一人なぜだか強く痛感した体験でした。生活している中で,「歴史の流れ」を特に意識することはないと思います。ですが,今回の出来事は何故か歴史の流れを意識する体験になりました。さて次回は何を描きましょうか。それではみなさん,ごきげんよう